日時:2011年10月1日13:30~16:30
場所:関東ITソフトウェア健康保険組合市ヶ谷健保会館D室
参加:25名
アジェンダ:
①能代宇宙イベント参加報告(新海春彦)
②宇宙科学技術連合講演会 サブオービタルパネルディスカッションのご紹介(広崎朋史)
③なつのロケット団「なつまつり」打上げ報告(講師:牧野一憲)
④静岡スペースポートイベント支援/参加報告(脇本明央、広崎朋史)
⑤諸報告(広崎朋史)
*****************************************************
①「のしモデルロケットちゃん 能代の空へ」
・のしモデルロケットちゃんは、MRPでモデルロケットライセンスを取るために作ったロケット。今回2号機(エンジン:F20-4W、アビオニクス:altimeterTWO)を製作し、無事打ち上げを成功させた。
・能代宇宙イベントの会場が今年から平地になった。
・そばの食べ比べ、プロのモデルによるTシャツコンテスト等、エンターテイメントも充実していた。
・社会人の場合、ロケットは作れて当たり前と思われてしまうため、のしモデルロケットちゃんのようなエンターテイメントロケットやって行くのは一つの方向性と思われる。
・ガメラを飛ばす場合、2本のロケットエンジンが必要となるため、同時点火が技術的課題となる。
②「宇宙科学技術連合講演会サブオービタルパネルディスカッションのご紹介」
2011年11月30日から12月2日に愛媛県松山市で開催される第55回宇宙科学技術連合講演会において、サブオービタルに関するパネルディスカッションが行われる(12/2 10:30~12:10)。
昨年度はサブオービタル宇宙旅行に関連する旅行会社、スペースポート関係者、ビジネス推進者、技術者、旅行者、ジャーナリストの様々立場からの期待、現状、問題点等がディスカッションされたが、今年はサブオービタル宇宙旅行利用者の立場の方々を集めて、用途と可能性をディスカッションするとのこと。
パネルディスカッションとは別に宇宙輸送セッションで「商業スペースポート~新たな宇宙市場の創出を目指して~」を大貫美鈴さんが発表予定。
③「なつのロケット団「なつまつり」打上げ報告」
・SNS株式会社/なつのロケット団は2003年に結成し、2005年から開発をスタートさせた。
・7月23日に「なつのロケット団」のロケット飛翔実験2番機を打ち上げた。
– 最大到達距離:1285m(飛行距離は約2000m)
– 全長:3920mm
– 重量:24.7kg(燃料込)
– 燃料:エタノールタンク、液体酸素、ヘリウムタンク(加圧)
– 燃焼時間:7.7秒 (本来ならば、数十秒は燃焼できる)
・第一目標はミニマムロケットの開発
– 1kg当たりは高くても、1回当たりの打ち上げコストを下げる。超小型衛星開発者からは最低3kgは欲しいと言われている。(最低限の質量を単独で衛星軌道へ)
・既存技術の活用、町工場で作れる設計と材料、小型化、性能にはあまり拘らずに大幅なコストダウンを目指す。
・燃焼実験は月に1回程度行っている。
・今冬に2回打ち上げ予定。
・次の目標としてはミニマムは有人宇宙機に挑戦して行きたい。
④静岡スペースポートイベント参加報告
・広告や展示で様々なイラストを脇本さんが作成した。
・講演会の詳細はこちらを参照下さい。
⑤諸報告
・PDエアロスペース株式会社の活動状況を動画を交えて紹介した。
・SpaceXの将来ビジョンの動画を紹介
・ISPCSツアーの紹介
・クリスマス宇宙イベント企画の紹介
・宇宙ベンチャー創成塾の紹介
(報告者:扇拓矢、広崎朋史)
コメント